無痛分娩と和痛分娩の違いって?

無痛分娩と和痛分娩の違いって?

無痛分娩とは、麻酔など何らかの手段を用いて陣痛による痛みを緩和しながらお産することの総称です。うまく管理されれば結果的に痛みがゼロでお産できることもありますが、結果として痛みがとり切れずにお産になることもあります。そのため「和痛分娩」という俗語ができたと考えられます。「和痛分娩」は医学用語ではありません。陣痛の痛みを緩和するための処置を使ったお産は結果に関わらずいずれも「無痛分娩」と呼びます。

それでも妊婦さんが「和痛分娩」ではなく「無痛分娩」だったと感じてもらえる無痛分娩を行うために質の高い無痛分娩を提供する必要があると考えます。そのためには麻酔の効き具合の評価は必須です。その方法として「コールドテスト」「ペインスケール」を使って痛みを評価します。「コールドテスト」とは緩やかな痛みと温度変化を伝える神経線維が同じなので冷たさの感じ方を利用して評価する方法です。太ももの裏からへそくらいまでの高さで腕などと比べて冷たい感覚が鈍くなっていれば十分な麻酔範囲が得られていると考えます。「ペインスケール」には何種類かの方法がありますがもっともよく使用されているのはNRSです。想像できる最悪の痛みを10、まったく痛くない状態を0と定義し妊婦さん自身にその時その時の陣痛の痛みを評価してもらうものです。弊社が推奨する無痛分娩ではNRS3以下を鎮痛目標にしております。

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