2018年8月の記事一覧

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無痛分娩と和痛分娩の違いって?

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無痛分娩と和痛分娩の違いって?

無痛分娩とは、麻酔など何らかの手段を用いて陣痛による痛みを緩和しながらお産することの総称です。うまく管理されれば結果的に痛みがゼロでお産できることもありますが、結果として痛みがとり切れずにお産になることもあります。そのため「和痛分娩」という俗語ができたと考えられます。「和痛分娩」は医学用語ではありま

無痛分娩は誰が行うのですか?

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無痛分娩は誰が行うのですか?

無痛分娩は産婦人科医、麻酔科医、助産師が関わり達成する麻酔を併用したお産です。無痛分娩の麻酔自体をになう科は各施設によって異なります。麻酔科医が麻酔管理を行っている病院もあれば産婦人科医が麻酔管理を行っている施設もあり形態はさまざまです。理想は欧米のように分娩についても十分理解した「産科麻酔科医」が

帝王切開率は増えますか?

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帝王切開率は増えますか?

一般的には無痛分娩で帝王切開率は増加しないといわれています。
しかし、24時間体制の無痛分娩で管理されている欧米での結果です。日本で多くの施設で行われている誘発分娩を行う計画無痛分娩や高濃度の局所麻酔薬を使用した場合でのデータではないため、その場合には帝王切開率は増加するかもしれません。

器械分娩(吸引分娩や鉗子分娩)は増えますか?

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器械分娩(吸引分娩や鉗子分娩)は増えますか?

無痛分娩を行った場合、器械分娩率は約10%増加すると報告されています。
器械分娩とは器械(吸引カップや鉗子)を赤ちゃんの頭につけてけん引するお産の方法です。吸引分娩か鉗子分娩かは施設で異なります。
特に初産婦さんの場合、無痛分娩を併用すると分娩第2期(子宮口が全開大してから分娩までの期間)が1.5倍

陣痛が弱くなるというのは本当ですか?

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陣痛が弱くなるというのは本当ですか?

メカニズムはよくわかっていませんが、無痛分娩によって陣痛が弱くなり分娩時間が長引く可能性があります。
そのためオキシトシンをはじめとする陣痛促進剤の使用は無痛分娩で明らかに増えます。痛みがとれていることをいいことに微弱陣痛が放っておかれることもありますが、陣痛促進剤の投与を躊躇しない方が帝王切開にな

胎児への影響はありますか?

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胎児への影響はありますか?

薬による直接的なものと母体の変化による間接的なものとがあります。
母体に投与された薬は胎盤を通して胎児に移行する可能性がありますが、硬膜外腔やくも膜下腔に投与された局所麻酔薬が直接胎児に影響する可能性は少ないといわれています。しかし、IV-PCAのように静脈内に点滴で投与された麻酔薬は胎児に影響する

赤ちゃんへの愛着が減るって本当ですか?

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赤ちゃんへの愛着が減るって本当ですか?

そんなことはありません。
欧米と比較して日本で無痛分娩が普及していない原因のひとつに「お産に痛みが必要」という文化があると考えられます。その考えからいまだに「お産の痛みを感じてはじめて赤ちゃんへの愛情がわく」という間違った意見に悩む妊婦さんも多いともいます。「母性」の定義はさまざまなので一概には言え

産後の体力回復が早いというのは本当ですか?

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産後の体力回復が早いというのは本当ですか?

本当です!
無痛分娩をしなかった人と比べて、産後24時間までの疲労感を減少させる効果があるという研究結果があります。お産による肉体の疲労感は変わらずとも痛みを取り除くことで精神的に安定し結果として「疲労感」が少なくなるのかもしれません。

無痛分娩にかかる費用は?

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無痛分娩にかかる費用は?

費用は施設でさまざまであり数万円から十数万円まで幅があるのが現状です。
あくまでも自費診療になりますので各施設の分娩費用に無痛分娩代が追加される形です。また、事前に無痛分娩予定の場合と陣痛が来てから無痛分娩を希望された場合とで金額が異なる場合もありますので各施設のホームページなどを参考にされたら良い

無痛分娩を安全に受けてもらうため

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無痛分娩を安全に受けてもらうため

これまで無痛分娩に関連する事故が報道され、漠然と「無痛分娩はこわい」と思われている妊婦さんも多くいらっしゃると思います。無痛分娩は麻酔を併用したお産であるため、他の医療行為と同様に麻酔による合併症は起こりえます。もっとも重大な合併症としては全脊髄クモ膜下麻酔と局所麻酔中毒などがあげられます。このような合併症の頻度(何%?)はまれではありますが、医療行為である以上発症をゼロにはできません。しかし、早期発見、早期治療で重症化を予防することは可能と考えます。そのため万が一の発症に備え下記のような合併症に対する対応策、予防策に努めるべきと考え、弊社ではコンサルテーションを行っている施設へこの点についての改善にも努めております。

無痛分娩の具体的方法

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無痛分娩の具体的方法

無痛分娩はどの麻酔方法を使用するのかといつから麻酔を始めるのか(麻酔開始時期)の2点で大きく成り立っています。無痛分娩のやり方が各施設で異なるのはこの2点にバリエーションがあるからです。

市民公開講座 in 浜松(無痛分娩関連)

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市民公開講座 in 浜松(無痛分娩関連)

第122回日本産科麻酔学会学術集会サテライト企画として、9月1日(土)に「市民公開講座 in 浜松 ~安全で快適な無痛分娩とは?~」が開催されます。